やらなくてはいけないものとわかっていても、なかなかやれないものに、がん検診があります。とくに若い年代ではまだ早いと思ってためらってしまうのは、よくわかります。でも日本人の3人に1人が、がんで亡くなる時代になっている今は、たとえ若いからといってガンは他人事ではないのです。たとえば、肉親をガンでなくしてしまったという人は若い人でもガン検査はやったほうがいいのです。

がんの中でも女性に多いといわれているのが、子宮がんです。子宮がん検診は産婦人科にいって内診をすることで検査ができます。若い女性がいくのは、恥ずかしいという気持ちはわかりますが、がん検診を受けたはずが、実は別の病気が見つかるケースがあるのです。それが、子宮内膜症と子宮筋腫です。

どちらも女性に大変に多い病気ですし、これで悩んでいる女性はとても多いで。とくに女性の場合、毎月の月経痛がひどいとか、出血過多の場合は、子宮内膜症の可能性が大きいのです。嫌がらずに産婦人科にいくことをお勧めします。子宮内膜症も子宮筋腫も不妊の原因とも言われています。

将来子供を産みたいと願うのでしたら、がん検診とともに、やっておくことが必要なのです。結局のところ自分の体は自分で守っていくしかないので、がん検診はやっていったほうがいいのです。さらに今年やったからといって、来年は全く問題ないということではありませんから、毎年受けることが習慣にしていくほうがより安全と言えます。