がん検診は何歳から受けるべきなのか
がん検診は日本国内で近年推進されるようになっている健康診断です。これを受けることによってそれぞれの受診者にがんが発生していないかどうかが確認できます。しかしこのがん検診に関しては、誰でも受けるというものではありません。ではがん検診は何歳から受けるべきなのかというと、基本的には40歳以上の男女が受けるべきとされています。
これは日本人のがんの発症率が大きく上がるのが40代以降からであり、そして年齢的に考えて、これくらいの年齢から継続して検査をしていけば早期発見による治療に結びつくと考えられているからです。ただ全てのがん検診が40代以降で行われるのかというとそうでもなく、特に女性特有のがんである子宮頸がんの場合には20歳以上の女性であれば毎年受けるべきとされています。特に子宮頸がんは毎年約10000人が発症し、約3500人が死亡しているとされています。しかし子宮頸がんは他のがんとは異なり原因が事前に分かっている、予防ができる、早期発見ができれば確実に治療できるという三つの特徴があります。
そのため、他のがんと比べても検診によるメリットが非常に大きいのです。自覚症状が出てからの治療になると、その女性の命を守るために子宮を摘出する手術をしなくてはならない恐れもあります。そうしたリスクを考えると、女性ならば20歳を超えたのであれば必ず検診を受けるようにした方が良いでしょう。つまりまとめると、男女問わずがん検診を受けるべきとなるのが40歳以降、子宮頸がんに関しては20歳以上の女性全員となります。
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