日本人の死因のうちでおよそ6割ほどの割合を占めているものが、生活習慣病由来の病気であると言われています。その中でも死因の第1位として知られているものががんとなっており、日本人の多くが発症する病気で、日本人の3人に1人はがんが原因で亡くなっています。現在ではがんは不治の病ではなくて、早期発見をすることによって予防が可能な病気となります。その他の生活習慣病に関しても、早期発見できれば病気の発症や重症化を予防することが可能です。

病気の予防を行っていくためにはメタボ検診や特定保健指導、がん検診などを定期的に受診することによって、普段から生活習慣の改善を行っていくことが必要です。現時点では、これらの検診の受診率については低いものとなっていますので、生活習慣病の恐ろしさや予防するためのがん検診の受診などがどれほど重要であるのかを把握していくことが大切です。近年では遺伝によるがんの発症よりも、食生活や喫煙、睡眠不足などが原因となっている普段の生活スタイルによって発症率が変わってくると言われています。初期のがんについては自覚症状がないものが多いですので、がん検診の受診によって早期発見することが発症した際の治癒率を高めることにつなげる方法となります。

症状が発症する前にがんを見つけることが可能ながん検診の受診をすることが、がんによる死亡率を減少させる確実な方法であると考えられています。検診の受診によって早くがんを見つけることができれば、その後の生存率にも差が出る結果がデータとして出ています。